政治主導の問題点 2011 4 17

 これは前にも書いたことですが、
大事なことなので、もう一度書きます。
 「脱官僚、政治主導」を掲げた民主党政権は、
結局、半分は「迷走」という結果が出ていると思います。
 なぜか。
日本においては、
官僚機構は、権力機関であると同時にシンクタンクでもあるのです。
 民主党政権が有力なシンクタンクを多数揃えないで、
「脱官僚」をしたら、当然、「迷走」という結果が出ます。
 もちろん、政治家が専門家集団であれば、
官僚の知恵なしでも運営できたでしょう。
 しかし、聞くところによると、
菅政権の閣僚は、旧社会党出身や労働組合出身者が多いと聞きました。
なるほど、菅内閣が発足した時の閣僚を思い出してみると、
昔の社会党や民社党、あるいは労働組合の出身者が多いことに気づきます。
 これで、「脱官僚、政治主導」は、現実的に難しいでしょう。
昔の政治と違って、今の政治は、複雑化・高度化・専門化しているからです。
当面、官僚の知恵を使っていくしかないでしょう。
 それから、支持率の問題についても書きましょう。
なぜ、支持率が、最初は高くても、やがて低空飛行になってしまうのか。
それは、日本においては、長期的には、
「中道右寄り」でないと支持率を稼ぐことはできません。
これは、法則なので、暗記科目のようなものとして覚えておいたほうがよいでしょう。

















































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